

兵庫県神戸市出身。京丹波町の地域おこし協力隊として活動する吉本興業所属京都府住みます芸人。DIYや農業にチャレンジするなど田舎暮らしの様子を自身が運営するYouTubeチャンネル「じゃくちゅーぶ」で動画配信中。その他、各種観光イベント等への参加を通じて、京丹波町のプロモーション活動に従事。
弱さんの活動情報
youtube : https://qr.paps.jp/MiB9c
Instagram : https://www.instagram.com/jaku.kinoshita/
田舎暮らしを楽しみ、自然から学ぶ芸人 木下弱さん
京丹波町で地域おこし協力隊として活動されているお笑い芸人・木下弱さんに、京丹波町での暮らしについてお伺いしました。田舎暮らしに関心があったわけではなかったという弱さん、今では、畑で様々な野菜を育てながら、地域おこし協力隊として京丹波町の魅力を発信中です。
【京丹波町に移住したきっかけは】
吉本興業「京都住みます芸人」というプロジェクトが2011年頃に始まって、僕の場合は2018年とか2019年ぐらいに、当時の相方が京都府宇治出身ということもあって「京都住みます芸人」することになったんです。その後、相方が芸人引退することなって、それでも「京都住みます芸人」は続けるということで、ちょうど京丹波町の「地域おこし協力隊」の募集もあって京丹波町を見に来たんです。
町の印象としては「すごくいい所だな」と思いましたし、「だいぶ田舎やな」ということで、都会と違うこともできるのかなと思って決めたんです。それまで住んでいた大阪とあまりにも違いすぎるんで、そこがいいなと思いました。
【京丹波町に住んで3年半、町の印象の変化は?】
そうですね。前よりも、いいとこだなと思ってる感じはあります。ご近所付き合いもみんないい人で、仲良くしていただいてますし、子供にとってもすごい良かったなというのもあります。自分にとっても、伸び伸びといろんなことできてるんで良かったと思ってます。
【今の暮らし~芸人として、地域おこし協力隊として】
芸人の仕事については、仕事が入ったら行くっていう感じで、その場合は大阪に行って1日仕事をして、という感じになります。京丹波町にいる時は、僕は京丹波町をPRするのが仕事になるので、京丹波町はやはり野菜が美味しいですし、様々な野菜の特産品もあるので、畑を借りて野菜づくりをしてSNSで発信したりとか、最近あまりできていないですが、京丹波町の名所を発信したりとか、そういうことを1日している感じになります。
あとは、高齢者の方のいきいきサロンで一緒に体操してるんです。それが、町内の各地域であったりとかするので、そういうことを京丹波町にいる日はやっている感じですかね。
【”じゃくふぁーむ”について】
畑は10m×10mぐらいの家庭菜園によくあるサイズです。栽培する野菜は、その時期のものをどんどん植えて行こうと思っているんです。黒豆が名産なので、これは毎年やろうと思っていて、あとは、その都度植える野菜を増やしていこうかなと思っています。黒豆は、枝豆で収穫するなら10月頃の収穫で、普通の黒豆にするなら年末くらいに収穫します。
植えるのは、ゴールデンウィーク明けぐらいに苗を畑に植え替えるんですけど、その前に種を植えて苗を育てるということをします。そのまま種を畑に撒いてもいいんだと思うのですが、芽がでないと畑のその場所が無駄になるので、まずは別の場所で種から苗まで成長させてから苗を畑に植える感じです。
野菜栽培のノウハウは、ご近所の人に色々聞いて教えてもらってます。あと、野菜農家の方にも何かあったら聞いたりしています。
育てやすい野菜は、多分、大根とかでしょうかね・・・。案外、勝手にできると思うんです。僕も初心者なので、たいしたことやってなくて、放ったらかしにしてるんですけど、もちろん収穫量は変わるかもしれないですけど、植えてたら結局できるみたいないな。
せっかく近くに畑とかあったらやってみたら楽しいと思います。多分、土に触れることがメンタルにも良いみたいなことも言われてますし、実際、体も使うので、それもとても良いと思うんですよね。さらに、おいしい無農薬の野菜を食べられる。一から育てているというのが良いかもしれないですね。いろんなことが勉強になるというか。
改めて考えるのは、スーパーで出来上がっている野菜を買うよりも良いですし、あと、子供にとってもいい勉強になっていると。子供と一緒に収穫しながらミニトマトをパクってそのまま食べたりしてるんですけど、野菜が大きくなってく様子も見るので、子供にとってもすごくいいんちゃうかなと思います。
あと、季節を感じることができるというのも、都心に住んでたら四季を感じることはほぼなくて、クリスマスくらいでしょうか。ここにいると、野菜もそうなんですけど、花とか山とかも季節ごとに全然違うので、そういう季節感は田舎に住んでたらすごく感じます。

【田舎の家探しとDIY】
今住んでいるところは、空き家バンクで登録されていた賃貸の家をお借りしています。家探しで苦労したところは、賃貸の物件が少なくて二つしかなかったので、「どっちか」でした。ただ、一軒は大家さんがいろいろ手入れされていたので状態が良かったんです。
大家さんが優しい人で、DIYも好きにやってもらったらええよ言うてくれはったんで、いろいろやらさせてもらってます。僕、大道芸の道具を自分で作ったりもしてたので、簡単な道具は持っていて、割と簡単なことやったらできる用意がありました。全部一からDIY用に集めたというわけではないです。
例えば、フローリングのマットみたいなのがあって大きさを合わせて置いたり、古くなった砂壁がボロボロ落ちるんで、その上から手で塗れる漆喰を子供と一緒に塗ったりしました。素人が手で塗るのでボコボコになるんですけど、自分達で塗ると楽しいので。あとは、柱をペンキで塗ったりとか。こういうことも都会じゃできないことですね。
【田舎暮らしのお悩み】
僕の奥さんは大阪市内の生まれなんで、多分最初は結構苦労したと思います。虫とか、なかなか大阪でいないものが出ますし。ムカデとか家の中でも出るので気をつけたいですね。
それ以外は、何も気にしてないですね。クモとかも出ますけど、逆にいろいろ食べるやろうしって放ってますね。一緒に暮らすしかない仲間ですね。築年数も経ってる家だと隙間があって入ってくるので、そこを一匹殺したところで多分何の意味もないので。ムカデは怖いですし、ゴキブリとかもさすがに殺すんですけど、クモとかあんまり何もしないですね。
【今後の田舎暮らし】
残りの地域おこし協力隊やっている間も、終わってからも、田舎暮らしを発信し続けられるように、この発信が仕事になったらなとは思っているんです。
10年後、どこに住んでるかっていうのはちょっとまだ分かってないんですけど、ただ、拠点を別のところに置くか、あるいは拠点をここにも置くとして、この田舎暮らしの発信っていうのはずっと長くやっていきたいなと。
「田舎暮らし」とかそれほど興味あったわけではないんですけど、来て始めて、やっぱりいろいろな良い発見ができたので。
今後、できれば鶏とか飼って、新鮮なたまごを食べたり、愛着が湧いてしまってできるかどうかわかりませんが鶏の肉を食べたり、そういうのも、ただスーパーで肉買うだけやったらわからないことを子供らも学べると思うんです。ここならではの学べることと言いますか、学べることがいっぱいあるんじゃないかというのは感じるんで、今後の活動にできたらなあと思っています。
人間が生きていく上で必要な循環の部分といいますか、そういう部分は都会に住んでたら気づかないことなので、今、自分で学べるっていうのは凄いことなんだなというふうに思ってるんです。
【京丹波町の好きなところ】
ちょうどこの裏(インタビューは京丹波町のJA京都和知支店にて)は他人の敷地なんですけど、桜が咲くんですよ。
あと、自分の一番の家の近くの河原もめっちゃいいところです。京丹波町の名所で言うと琴滝とかも好きですね。